髪のブログ

【目からウロコ】【神戸市灘区の美容室】髪の毛が痛んでしまったときはこれらのヘアケア方法で対処していこう

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2019年8月21日更新↻

 

こんにちは。

神戸市灘区の美容院、seventh hair salonの吉田です(@kenichiyoshid10)

 

 

美容師として仕事をしていくなかで、お客様から髪の毛について様々な悩みを聞くなかで傷んでしまった髪の毛はどうしたらいいですか?という悩みも多く聞いてきました。

 

 

外的な痛みの要因として下記の原因が挙げられます↷

  • 夏であれば紫外線や日差し、海水(注❶)
  • 冬になってくると暖房の風、乾燥
  • 髪の毛を乾かすためのドライヤー、コテやアイロン(注❷)

 

など多岐にわたるのはもちろん、美容室でうけたメニュー、例えばカラーやパーマ、ストレートパーマといった施術により美容室でうけるダメージなど、要因は様々です

 

 

 そんななかで今回は、主に傷んでしまった髪の毛の原因として取り上げていくのがカラーやパーマ、ストレートパーマなど美容室でうけた髪の毛の傷み【注∴基本的にはカラーやパーマ、ストレートパーマで髪の毛がうけたダメージがもとの綺麗な髪の毛に修復することはないことをふまえて】についてです。

 

 

そして、髪の毛が痛んでしまったときはどのように手を加えていいくのが最適か?といった視点で美容師として書いていきたいと思います。

 

子どもの頃の髪質に戻す、シリコーン除去ヘアカットについては下記の記事も併せてどうぞ↷

seventhhair.hatenablog.com

 傷み具合について 

今回取り上げる髪の毛の処理の方法について、毛先の痛み具合についての定義は下記の状態で考えていきます↓↓

 

  • 毛先の状態が、水に濡らすと伸び縮み(注❸)して毛先が切れる
  • 美容室でカラーをしても数日で色が落ちる
  • 毛先を水に濡らすとハリコシがなくテロんとする
  • 美容室でパーマやカラー、ストレートパーマはしないほうがいいと言われた
  • パーマをあてた髪の毛であれば乾いた状態や水に濡れた状態で毛先がプチプチきれる
  • ストレートパーマであればストレートパーマをあてた毛先がストレートパーマをあてたにも関わらず毛先がジリジリした質感になっている、広がり、まとまりが一切ない状態、触ったときに毛先がザラザラする

 何故髪の毛が痛むのか?

ここで簡単にカラーやパーマ、ストレートパーマをすると何故髪の毛が痛むのか解説していきます。

 

この髪の毛が傷むメカニズムを知識として知っていただくだけでも全然違うと思います。

 

一般的な美容室においてあるカラー剤やパーマ剤、ストレートパーマ剤に使われる代表的な成分として下記の化学薬品が挙げられます↷

という化学薬品が配合されています。

 そして、これら化学薬品をカラーやパーマ、ストレートパーマを施術するときに美容室で使います。

 

 

カラーであれば髪の毛を明るくしたり逆に暗くしたり、パーマであればストレートな髪の毛をパーマスタイルにしたり、ストレートパーマであれば癖毛をストレートな髪の毛に変形したり出来ます。

 

 

すべての痛みがこれら化学薬品が原因といった極端な話しではありませんが、端的にいうとこれら化学薬品が原因で髪の毛の痛みにつながる事が多いように感じます。

 

 

しかしながらこれら化学薬品がないとカラー、パーマ、ストレートパーマが出来ないのも事実ありこれら化学薬品の特徴を熟知し、薬剤を上手に扱いながらカラー、パーマ、ストレートパーマをするのであれば最小限に痛みは抑えれます。

 

 

ここで注意していただきたいのが決してカラー、パーマ、ストレートパーマを美容室でしてはいけないということではなくあくまで髪の毛が痛んでしまったときの手入れのやり方や方法をお伝えしています。

 

 

これは単純に美容師サイドがいかに痛みを少なく最小限に施術できるのかがポイントになります。

 

 髪の毛が痛んでしまったら

お客様のなかには傷んでしまった髪の毛と認識しつつ再度カラー、パーマ、ストレートパーマを繰り返しするケースもありますが。

 

 

まずは結論として髪の毛の傷んでしまった部分については基本的にはカラー、パーマ、ストレートパーマをしないという選択がベストです(注❹)

 

 

  • ここで簡単にお家でも一人で出来る髪の毛の痛み診断のやり方を伝えます

 

  1. 髪の毛の毛先10㎝ぐらいを少し水で濡らします
  2. 濡れた状態で髪の毛の濡れた所を引っ張ってみてください

 

輪ゴムのように伸びて髪の毛の毛先がちぎれるのであればカラーやパーマ、ストレートパーマは控えたほうがいいと思います。

 

 

もしくは、濡れた状態の毛先を引っ張ってもある程度は伸び縮みするが輪ゴムほど伸び縮みしないのであれば健康な髪の毛の状態である確率が高いので是非お家でも自分でもできる簡単な髪の毛診断ですのでお試しください。

 

 

話しは戻りまして、上記の化学薬品のことをふまえてみるとカラー、パーマ、ストレートパーマといったこれらの施術を髪の毛が傷んでしまったときは一切しない事が傷んでしまった髪の毛の状態の進行をひとまずは止めることができます。

 

 傷んでしまった髪の毛はどうしたらいい?

そのうえで傷んでしまった髪の毛は具体的にどうすればいいのか?

 

上記にも書いていますがカラー、パーマ、ストレートパーマなどで髪の毛に激しい痛みがでてしまうと元の髪の毛の状態に戻ることはありません。

 

 

ありませんがそれらを改善していく方法はあります。

 

  1. 上記にも書いてる通りまずはカラー、パーマ、ストレートパーマを髪の毛が改善して綺麗になるまでは絶対にしない。
  2. 家で使っているシャンプーやトリートメント、もしくは洗い流さないトリートメントを見直してみる。
  3. シャンプーをしたあとは必ず髪の毛を乾かす。
  4. 家でトリートメントをつけるときは特に毛先の痛みの部分はトリートメントをただつけるだけでなく毛先にトリートメントをつけさらに指で圧をかけて毛先のキューティクルのザラザラした部分を綺麗に整えてからお湯で流す(このトリートメント方法は美容室でも使う方法なので効果はあります)
  5. 手の施しようがない場合はカットをして毛先の痛みが激しい部分は断裁する。
…の5項目です

 

 

上記の1、2、3、4、5をさらに細かくかいていくと…

 

 

1については上記にもかいてるように髪の毛が痛んでしまったあとはひとまずは美容室ではカラー、パーマ、ストレートパーマといったアルカリを含む化学薬品によるメニューはしないことです(もっというと今まで通っている美容室で髪の毛ががひどく傷んでしまった場合はメニューの見直しや髪の毛の修正方法、もしくは美容室を変えるなどしてもいいかもしれません)

 

 

についてですが一般に売られているドラッグストアやネットショップで売られているシャンプーやトリートメント、洗い流さないトリートメントを買うのも一つの手ではありますが…下記の理由により↓↓

〔一般的に安価で売られているシャンプーやトリートメント、洗い流さないトリートメントというのは会社の広告宣伝費などがシャンプーやトリートメント、洗い流さないトリートメントに含まれており髪の毛に有効な成分が微量、もしくは少量しか入っておらずおススメではありません、美容室専売品はテレビやコマーシャルなど広告宣伝費がテレビやコマーシャルに出ている商品に比べるとかからないのでその分は商品の材料費にかけれますので髪の毛にも有効な良質な成分が多くはいっています〕

 

 

傷んでしまった髪の毛をその後適切に処理していくという面でみるとベストなのは担当をしている美容師、もしくは違う美容室の美容師に相談して髪の毛の状態やなぜ髪の毛が痛んでしまったのか?といった履歴を話し適切なシャンプーやトリートメント、洗い流さないトリートメントを選んでもらうのがベストでしょう。

 

 

適切なシャンプーやトリートメント、洗い流さないトリートメントが美容室に置いてないケースもあるのでその時は美容室に商品を取り寄せてもらうのもひとつの手だと思います。

 

 

3についてですがこれは家で自分で出来る方法で傷んでしまった髪の毛がその後良くなるかどうかのポイントです。

 

髪の毛が濡れている状態というのは一番髪の毛自身が無防備な状態なのでその状態で寝たり、そのまま放置しておくことは髪の毛の状態をさらに悪化させてしまう恐れがあります。

 

 

なのでシャンプーやトリートメント、洗い流さないトリートメントをした後は必ず完全に髪の毛が乾ききるまで乾かしましょう。

 

【ポイント】ただ単に乾かすのではなく髪の毛が痛みにくいように先に頭皮の根本→毛先の順番を意識して乾かしいくようにしましょう。何故ならばドライヤーの風も痛みの原因になるので一番乾きにくい頭皮の根本を乾かしてから毛先を乾かしたほうがドライヤーの風が毛先にあたる時間が短くなる為髪の毛にかかるダメージが少なくなる為です。

 

 

4についても家で出来る重要な髪の毛のケアの仕方です。

昨今世に出ているトリートメントは髪の毛につけてわりとすぐに洗い流しても効果が出るものが多くでていてます。そこらさらにトリートメントの効果をよくするには2分から3分程時間をおいておくのが効果的です。

 

 

しかし髪の毛が強い痛みがある場合はこれだけでは不十分です、そこで美容室でもトリートメントをつける時に行われるテクニックでお家でも簡単にできる方法をお伝えします。

 

 

髪の毛にトリートメントをつけるまでは皆同じだと思いますが…

 

 

そこからさらにトリートメントをつけた髪の毛の毛先の痛みが激しい部分を両手の親指と人差し指で毛先の痛みが激しい部分のキューティクルのザラザラしたところを平らにするようなイメージで少し圧をかけて毛先をなぞるようにしてみてください。

 

 

これは髪の毛が水に濡れるとキューティクルが開く性質を利用してトリートメントを指でさらになぞるようにするとでキューティクルも綺麗に整えることもでき尚且つ開いているキューティクルに対してトリートメントも効果的に浸透しやすいようにするテクニックのひとつです。

 

 

毛先の部分を親指と人差し指でなぞるという工程を一つ加えるだけでも、ただ単純にトリートメントをつけるだけと比べると雲泥の差がでます。

 

 

そして痛みが激しい部分についても非常に効果的なので是非お家でもしてみてくださいませ(*^-^*)

 さらにお家でも簡単に出来るトリートメントケアの詳しいやり方

seventhhair.hatenablog.com

 

 

5についてはこれは上記でも書いてる通りでどんな方法を使ってみても髪の毛が修復不可能な場合は傷んでしまった髪の毛の部分はカットするということですが‥。

 

そもそもがどういった理由で髪の毛が傷んでしまったのか?

 

ここを充分に理解、把握したうえでカットをすることによってその後も髪の毛が痛みやすい事を避けて綺麗に髪の毛をキープすることができます。

 

 

それでもどうしてもカラーをしたい場合

 

これはいままで上記のかいていたことと真逆になりますが、お客様のなかに毛先は傷みが激しいものの根本から生えてくる髪の毛(新生毛)は健康で綺麗です。

 

 

なので新しく生えてきている髪の毛の部分とカラーをしている境目がどうしても気になる、新しく出てきた白髪どうしても気になる等、こういったケースの場合は毛先は絶対にカラーを染めずに根本の新しく生えてきた髪の毛を染めるようにするといいでしょう。

 

 

理論上、毛先にカラー剤をつけずに根本のみを染める(リタッチカラー)は毛先を痛めることなく出来るカラーとして有効です。

 

 

まとめ

傷んでしまった髪の毛はどうすればいいのか?

 

今回はここに着眼点を置いて美容師として処理や対策の方法を書いてみましたが、すぐに今日から家で出来ることもたくさんあると思います。これらのお伝えした方法というのは決して傷んでしまった髪の毛にだけ有効という話しではなく綺麗な状態の髪の毛に対してもとても有効なやり方です。

 

 

傷んでしまった髪の毛に何でもかんでもトリートメントや洗い流さないトリートメントをつければ良いということでもなく、上記の方法を参考にして頂いてお家でもできる髪の毛の綺麗に保つやり方やそして美容室での施術内容など総合的に考えて頂ければ痛みの激しい髪の毛もきっと改善の方向へと進んでいくと思います。

 

 

この「傷んでしまった髪の毛はどうすればいいのか?」の点についてお読み頂いた方達の参考になれば幸いであり、より髪の毛の状態がきれいになっていくと願っております。

 

(注❶)‥海水のpHは弱アルカリ性で約8.1から約7.4。髪の毛のPHは弱酸性で約4.5~約5.5が健康とされていてそれ以上でもそれ以下にでも数字が増減すると髪の毛の傷みになる。

(注❷)‥一般的なコテやアイロンの熱は100度から190度の熱のふり幅があり、髪の毛は高温の熱変性に弱い。

(注❸)‥髪の毛の結合の話し。髪の毛が強固な理由の一つとして水素結合があり髪の毛が水に濡れると髪の毛内部の結合が切れ伸びたり柔らかくなります。

(注❹)‥すでに傷んでしまった毛先に、さらにアルカリの薬剤をつけると毛先の状態は悪化していきます。

 

 

セブンスヘアーサロン

address 神戸市灘区篠原南町7丁目4-13山田ビル一階

TEL 078-806-5090(予約優先制)

営業時間 午前9時~午後17時

定休日 月曜日、木曜日

 

 

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