2018年10月19日追記↻
こんにちは
seventh hair salonの吉田です(@kenichiyoshid10)
最近、新規のお客さんで「傷まない縮毛矯正あてたんやけど、傷んでしまって‥」
って声をちらほら聞きます
そこの美容室では傷まない縮毛矯正ということでそのお客さんも縮毛矯正をあてたみたいですがそのお客さんが思っているより傷んでしまった模様です
結論からいうといまのところ傷まない縮毛矯正というのは存在しません
そもそも縮毛矯正の仕組みは?
髪の毛にストレートパーマのお薬(アルカリまたは酸)を塗ります
↓
ストレートパーマのお薬を流します
↓
乾かします
↓
髪の毛をアイロンでストレートにしていきます
↓
ストレートにした髪の毛を固定するお薬をつけます
と、基本的な縮毛矯正の工程はこんな感じです
前提として、お薬の性能がいくら良くても傷むときは傷む
縮毛矯正は薬で傷む傷まないという簡単な話しではないんですね
縮毛矯正のお薬の性能がいくら良くても傷みます
どういうことかと言うと↓
- 縮毛矯正のお薬の塗り方
- 縮毛矯正のストレートアイロンの温度や適切なアイロンのやり方
- 縮毛矯正のお薬の放置時間
- 縮毛矯正のお薬の選定
- お客さんの過去の施術の履歴
- お客さんの髪の毛の状態
- etc
といった感じでお薬以外にも美容師の技術とお客さんの髪の毛の履歴の状態であったり様々な原因で大きく変わります
傷まない縮毛矯正はないが極力傷みにくいように縮毛矯正をあてることは出来る
これは繰り返しになりますが
お薬だけでなく美容師の技術やお客さんの髪の毛の履歴、お客さんの髪の毛の状態を適切に判断していくことで傷むことは傷みますが極力髪の毛に負担がかからないように出来ます
「傷まない縮毛矯正」ってフレーズって、何も分からないお客さんからしたやっぱりそのまま信じちゃうお客さんもいてるわけで、こういった過大なフレーズは如何なものかなと思うわけです
美容の歴史を振り返ってみても
傷まないと思って縮毛矯正をして傷んでしまう。結果もう縮毛矯正は二度としないでおこうとなるんです
でも、これって美容の歴史を振り返ると過去にもあるんです
いまパーマ率って全国平均だと20%から30%ぐらいらしいのですが
30年以上前はソバージュといった細かい細めのロッドで強くあてたパーマが流行していました
もちろんパーマのお薬もいまほど髪の毛に対していたわってもおらず、細かいロッドで髪の毛に巻くので髪の毛もダメージを受けます
この世代の方々はそういうことを経験していますので、いま現在になるとその経験で髪の毛にダメージが出来ることを敬遠してパーマはあてません
1980年代のパーマ比率はわかりませんが、いまよりもずっと高かったと思います
「傷まない縮毛矯正」
「絶対傷まないパーマ」
「この洗い流さないトリートメントで癖毛が嘘のようにストレートに!」
「カラートリートメントは髪の毛が痛まない」
↑こんなうたい文句はかなり危険です
そもそも、カラーとトリートメントは異なる成分なのにカラーにトリートメントってフレーズをつけただけで傷まないって錯覚しちゃうわけです
こういうのは数え上げていいくとキリがないので言いませんが笑
縮毛矯正の痛みについて、あなたの参考になれば幸いです
セブンスヘアーサロンの吉田でした
では!