こんにちは。
神戸市灘区の美容院、seventh hair salonの吉田です(@kenichiyoshid10)
髪の毛を短くカットすると癖が出てくる現象と、その解決方法について
今回はタイトル通り髪の毛を短くカットすると癖が出てくる現象と、その解決方法について解説していきたいと思います。
先に私は何者かといいますと、グレイヘアの移行方法、髪質改善、ヘアケア、カラー、パーマといった美容に役立つ情報をこのブログやYouTube、Twitter等で発信をしている美容師です。
では、タイトルの本題に戻りますが、私の美容院のお客様のケースを例にとって髪の毛を短くカットすると癖が出てくる現象と、その解決方法について話していきたいと思います。
では最近のお客様のケースですが、お客様にカウンセリングをさせて頂いたところ、カットをする前の髪の毛の長さが鎖骨より下で胸少し上の髪の毛の長さだったのですが、その髪の毛の長さを、アゴラインのボブにまで短くしたいという事で、アゴラインのボブにさせてもらいました。
お客様の髪の毛の遍歴は二カ月に一回の周期でカットとカラーをしており、パーマやストレートパーマ等の施術歴はありません。
髪の毛の毛量は多くもなく少なくもなく丁度中間ぐらいの毛量なのですが、いつも私が気になっていたのは、美容院でカット、カラーが終わった後にシャンプーをしてブローに入る前に、濡れている髪の毛を見ると毛先の方にはそれ程癖は出ていませんが、根本10㎝ぐらいに大きくうねる癖があった事です。
何故、 髪の毛を短くカットすると癖が出てくるのか？
髪の毛の性質上、水に濡れると髪の毛が水分を含んで癖が出やすくなります。
特に外的要因で髪の毛に普段より癖が出やすいのが梅雨の季節です。他の季節であればそんなに髪の毛の癖が気にならない方でも、梅雨の季節に入ると髪の毛に癖が出てきたり、うねったり、広がったりしたりしないでしょうか？
梅雨の季節は空気中の水分や湿気により髪の毛内部に入り込み髪の毛内部の水分バランスが崩れる為に癖が出てきます。
そして、以上の事からこのお客様のケースの場合アゴラインのボブにすると、至る所に癖が出てきて、やりにくくなるのではないか？と判断しボブはボブでも表面や襟足、サイドに段カットを入れてしまうと、短くカットした段の部分が癖によってはねて、毎日のスタイリングがやりにくくなったり、スタイルのフォルムの見栄えが悪くなるのではないのか？とも判断し、極力段カットを抑えた丸みのあるボブを提案しました。
解決方法について
ここでタイトルの髪の毛を短くカットすると癖が出てくる現象を抑える解決方法のポイントになるのですが、胸上ぐらいの髪の毛の長さの場合、髪の毛の長さや重さにより癖が抑えられていますが、髪の毛を短くアゴラインまでカットすると抑えられていた癖が、髪の毛が短くななる事で顕著に出てくるケースが往々にあります。
特に人間の頭部の部位において、癖が出やすいポイントが存在します。
一つ目が前髪の周辺、二つ目がもみあげや顔周り、三つ目が襟足の部位です。
特に長さがある方(例:セミロングやロング)が短くカットした場合、襟足の癖が出てきて、やりずらくなるケースが多くあります。
ですので、このお客様のケースのように髪の毛を短くカットすると癖が出やすいと分かった場合の、解決方法は癖が出やすくなる段カットは極力控える、或いは特に襟足の癖が出にくい様にする為に、襟足付近に無闇に段カットを入れたり、毛量を軽くする削ぎを控えたボブが適切です。
少し技術的な話しになり恐縮ですが、癖が出やすい襟足の中だけ更に短く切り込んで、表面の髪の毛を襟足にかぶせる様な方法も癖が抑えられ有効です。
髪の毛を短くカットすると癖が出てくる現象と、その解決方法についてでしたが、今回のお客様のケースは一例に過ぎず、少し技術ベースな話しになりわかりずらい内容だったかと思います。
ですが、髪の毛を短くしたら癖が出やすい方でも、慎重に髪の毛の癖を美容師に見極めてカットをして頂くと100%とは言えませんが、上記の方法であればかなり改善されると思います。今回の記事が貴方の悩みや参考になれば幸いです。
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